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関羽(かんう)

 三河守範頼<のりより>が王位をうかがっていると覚った景清が張飛<ちょうひ>の姿で範頼の館へ忍び込むと、畠山重忠<しげただ>は関羽の姿で馬に乗って登場し、両雄が大活躍する筋。関羽は大髭、唐装束<からしょうぞく>、青竜刀<せいりゅうとう>を振り回しての荒事。昭和60年(1985)1月、二代目尾上松緑が復活上演(戸部銀作脚本)した。

初演年月 元文2年(1737)11月
原題名 閏月仁景清
うるうづきににんかげきよ
初演者 二代目市川團十郎
初演劇場 河原崎座 (江戸)
テキスト:服部幸雄著『市川團十郎代々』(講談社刊)より
錦絵:国立国会図書館蔵